日本プラスト
代表取締役社長 時田 孝志 代表取締役社長 時田 孝志
代表取締役社長 時田 孝志

株主の皆様には、平素は格別のご高配を賜り、
厚くお礼申し上げます。
当社グループの概況につきましてご報告をいたします。

■当期の連結業績について

当連結会計年度における売上高は、為替換算による増収影響、販売価格転嫁の進展等はあるものの、得意先の減産影響等により前期比2.9%減の1,205億円となりました。損益面では、日本における販売価格転嫁の進展及び諸経費の抑制、東南アジアの車種構成差等による良化要因を北米・中国での減収影響等で相殺し、営業利益は、前期比1.4%減の27億円となりました。経常利益は、前期比31.3%減の20億円、親会社株主に帰属する当期純利益は、減損損失の計上等により前期比97.7%減の0.5億円となりました。

■来期の見通しについて

売上高は、為替の円高想定による換算差、中国での日系自動車メーカー販売不振の継続等により前期比6.3%減の1,130億円、営業利益は、前期比13.4%減の24億円、経常利益は、前期比20.3%減の16億円、親会社株主に帰属する当期純利益は、13億円(前期は0.5億円の親会社株主に帰属する当期純利益)を見込んでおります。

また、本見通しは4月末時点の最新情報を反映させていますが、米国の関税措置が当社の事業及び業績に与える影響等については、現時点で見積ることが困難であるため織り込んでおりません。当社グループを取り巻く環境の先行きは依然として不透明な状況にあり、実際の業績等はさまざまな不確定要素により変動する可能性があります。

なお、為替レートにつきましては1ドル145円を前提としております。

■配当について

当連結会計年度の期末配当金につきましては、1株当たり7.5円とさせていただきます。これにより中間配当金の1株当たり7.5円と合わせ、年間配当金は1株当たり15円となります。

来期の配当金は、中間配当金は1株当たり10円、期末配当金は1株当たり10円とし、年間で1株当たり20円とする予定です。当社では、2025年5月9日の取締役会において、安定的な利益還元の実施をより明確にすべく配当基本方針を変更いたしました。安定的な配当を継続して行うという方針に変わりはありませんが、来期の配当金より業績等を勘案し、連結配当性向30%(年間配当金の下限値10円)を目安として配当金をお支払いいたします。

株主の皆様におかれましては、今後とも一層のご支援、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2025年 6月